手順

1. 将棋ソフトの実行バイナリを用意する

このステップは各自でお願いします。
実行可能なファイルであることを確認してください。

どうしても分からない場合、 issue を立てていただければできるだけ対応します。

2. shogi-board-server をダウンロードする

将棋ソフトを使用するには、shogi-board-server を使う必要があります。

ブラウザから、将棋ソフトを直接実行することはできません。
これは、Shogi Board の問題ではなく、ブラウザの仕組み的に不可能なことです。

そのため、将棋ソフトは shogi-board-server から起動し、その出力結果を Web API を通して取得することでブラウザからの操作を実現しています。

2 種類の方法がありますので、どちらか好きな方法で、ダウンロードします。

A. 自分でビルドする場合

※ Go の実行環境が必要です

$ go get -u github.com/murosan/shogi-board-server

最新版への更新も上記コマンドのみで可能です(-u を忘れないこと)。

B. ダウンロードして使用する場合

以下のページからバイナリをダウンロードできます。

https://github.com/murosan/shogi-board-server/releases

Linux 用バイナリは用意していません。要望があれば対応します。
Windows は開発者がデバイスを所持していないため、動作確認できていません。動かない場合、issue へお願いします。

3. 設定ファイルを用意する

A. ビルドした場合

将棋ソフトの名前と実行パスが書かれた設定ファイルを YAML で作成します。
以下の例を参考にしてください。

# app.config.yml などのファイル名で作成します
#
# engines の下に以下のフォーマットで1つ以上記入してください
# 実行パスは絶対パスを推奨します
#
# engines:
#   将棋ソフトの名前: 実行パス
engines:
  engine1: /Users/murosan/shogi/engines/engine1
  engine2: /Users/murosan/shogi/engines/engine2
  engine3: /Users/murosan/shogi/engines/engine3

B. ダウンロードした場合

すでに ./config/app.config.yml が用意されていますので、各自編集してください。

4. shogi-board-server を立ち上げる

サーバーを起動します

A. ビルドした場合

# $GOPATH/bin に shogi-board-server というバイナリが作成されています
# ./app.config.yml の部分に先ほど作成した設定ファイルのパスを指定してください
$ shogi-board-server -app_config ./app.config.yml

B. ダウンロードした場合

macOS の場合
- ターミナル.app を開く
- Finder から、sbserverをターミナルへドラッグ&ドロップする
- Enter
Windows の場合 (Help wanted)
- sbserver.exe をダブルクリック？

5. Shogi Board をブラウザで開く

Getting Started を参考に、いずれかの方法で Shogi Board を開きます

6. サーバーの URL を設定する

左下の「設定」をクリックします。
「shogi-board-server の URL」に http://localhost:8080 を入力します。これは、4 で起動したサーバーの URL です。

「ブラウザに設定を保存する」を ON にすると、設定がブラウザのローカルストレージに保存され、次回以降入力を省略できます。
入力が完了したら、設定画面は閉じます。

7. 将棋ソフトを使う

「将棋エンジン」をクリックします
正しく設定できていれば、一覧が表示されます
使いたい将棋ソフトをクリックします
その将棋ソフトのオプション設定画面が表示されます
「思考開始」をクリックします